11/08/20 北海道ツーリング7日目 旭山動物園
8/20(土)晴一時雨 旭岳温泉-忠別ダム-旭山動物園-旭川空港 64km ルート図
(文:高森千穂)
今日で今年の北海道も最後だ。
だいぶ疲れもたまってきたし、そろそろ「帰ろうか」という気になってくる。最近では、一週間ぐらいのツーリングがちょうどいいように思う。
今朝も目が覚めるとよい天気だ。ゆっくり目に起きて、ゆっくりと温泉に入る。朝食もバイキングながら豪華で、食べたいもののみをチョイスする。
今日は旭山動物園に寄ってから、旭川空港に出る予定だ。夕方の飛行機なので、時間的にはかなりのんびりだ。
標高1,000メートルからのダウンヒルはさすがに寒いので、上着を着て出発。ホテルの方に「鹿に注意するように」といわれた。国立公園内なので、鹿が突然飛び出してきたりするのだろう。そういえば今回の旅、鹿は一度も見かけなかった。
晴れていても逆光のため、旭岳はぼんやりして見える。やはり昨日の夕方に上っておいてよかったと思いながら、一気に下る。
途中、「大雪旭岳源水」に寄って、今日の水を調達する。たくさんの人が、大量に水を汲んでいた。管理人の方に絵葉書をもらい、源流への散歩を提案されたので行ってみることに。整備されたよい遊歩道だった。
忠別湖から忠別ダムへ寄ってみると、対岸まで抜けることができた。宮ヶ瀬ダムとよく似た感じのダムだが、高低差はそれほどない。
このころから空が曇り始め、東川の市街で雨が降り始める。東川の道の駅でスタンプ押して、またまた雨装備。もう、うんざり。
途中、結構激しく降るが、旭山動物園近くで小ぶりになり、動物園で動物見ているうちにまた晴れてきた。天候が目まぐるしく変わる日だ。
動物園は相変わらず大人気で、大型観光バスやレンタカーが続々とやってくる。近隣の民家はどこも庭先を「臨時有料駐車場」として、観光客の車の呼び込みに余念がない。どこも一律五百円なので、協定が組まれているようだ。ちなみに、動物園の駐車場は無料である。
園内は家族連れでいっぱい。人気のペンギン館やシロクマ館には行列ができていた。旭山動物園には6年前に訪れているので、新しい展示館を中心に回る。タンチョウ、エゾシカ、狼と、北海道の動物を中心に展示物が増えている。
レッサーパンダが何度も吊橋を渡る姿を見られたのが、今回の一番の収穫だった。あと、楽しめたのは猿山。生まれて間もなくの赤ちゃんサルが何匹もいて、とてもかわいかった。
13時過ぎに動物園を後にして、動物園近くの「熊っ子ラーメン」で昼食。旭川ラーメン認定店とのことだが、ちょっとあっさり味である。個人的には昨日の「よし乃」に軍配が上がるが、いずれにしても旭川ラーメンはとてもおいしい。
飛行機は16時40分発なので、このまままっすぐ空港に行くと時間があまってしまうし、このあたりの道は走ったことがあるので、少し遠回りをして行くことに。稲が頭を低く垂れた田んぼを抜け、忠別川サイクリングロードで最後の北海道ツーリングを楽しんでから、旭川空港に到着した。
昨日「一週間ぐらいがちょうどいい」と思ったが、家に帰って落ち着くと、「もっと北海道を楽しんでいたかった」と思うのであった。また北海道へ行きたいな。。