■4日目 5/03 曇り時々雨 佐世保-本土最西端-平戸 ルート図
今日は佐世保から平戸まで。計画では3つのルート考えていた。案1は佐世保港からフェリーで平戸島南部の前津吉へ渡って平戸島内を北上する。案2は松浦鉄道で平戸へ行き、生月島まで往復する。案3は本土最西端に寄る全て自走。自分の中では案2と思っていたが、雨の予報だったので、一番無難な案3とした。
佐世保駅前のホテルを出発し、しばらく佐世保の街中を行く。ちょっとした高台の真下に「とんねる横丁」という商店街があった。後で調べたら防空壕跡とのことだ。
R204に近い脇道で佐世保川を遡るように内陸へ入っていく。伊万里方面との分岐点が「左右宿」。左へ曲がり平戸街道へ。松浦鉄道が並行していて、1両編成のディーゼルカーか行き来している。
上相浦から相浦行へ向かい、城島健司ベースボール記念館から相浦港に出る。
相浦火力発電所、真申駅(まさる)を過ぎて佐々町、佐々浦の奥へ。
小浦から県道18号に分かれて本土最西端へ向かう。ここからはのどかな道に変わり、佐世保市小佐々町へ。
道の横にふっと現れた石橋は、県道完成までの幹線道路橋だった西川内橋(太鼓橋)だ。
佐世保からここまでは緩やかな地形だったが、ここからは険しい地形へと変わっていく。一丘上って最近できた赤崎トンネルを抜けたところ、ぶにゅぶにゅした感じがしたので見てみたら前輪がパンクしており、画鋲がささっていた。
パンク修理を終えて楠泊に出れば、しばらくのどかな海岸線を進む。雨が今にも降りそうな天気で、さらに黄砂のため、ぼんやりとした景色が続く。
県道から横道に入って、小さな港町の奥にある本土最西端へ。本州最西端ほどではないが、とても奥ゆかしい場所だ。近くに神崎天主堂があるが、教会は最近建て替えられてている。
つつじ祭りが行わている長串山公園から佐世保市鹿町町、歌が浦の街へ。ちょうどうまい具合に寿司屋があったので、ここで昼食とした。タイミングよく食事処があるのはけっこう稀である。ちょうど雨も降っていたところだったのでほんとうに助かった。
今日は距離も短いし時間の制約もないのでのんびりと走る。穏やかな海の先、昨日から眺めてきた九十九島も北端まで来た。
そして江迎湾に入り、R204に合流。久しぶりに賑やかな街に戻った。ここから田平を過ぎればその先は平戸。しかし田平へは山の上へ100m上らないといけない。車が多く行き交う国道をゆっくりと進み、道の駅「昆虫の里たびら」に到着。
雨もどうやら過ぎたようで安心して平戸へ向かう。道の駅からはまた国道を離れて田平の田舎道へ。なんということのない道が走っていてとても気持ちいい。
田平天主堂が見えてきた。重要文化財の赤煉瓦造りの教会。きれいなステンドグラスに見とれてしまう。
平戸大橋へ直接向かわず、松浦鉄道の「たびら平戸口駅」へ。普通鉄道では日本最西端の駅、最北端:稚内駅、最東端:東根室駅、最南端:西大山駅、そして最西端:たびら平戸口駅駅。これで自転車での東西南北端の駅訪問も達成した。
真っ赤な平戸大橋を渡り平戸の街へ。聖フランシスコザビエル記念聖堂、教会と寺が同時に見える風景など街中を観光した。
平戸城の夜景を眺めて今日は終了。