■1日目 4/30 曇り時々雨 佐賀空港-筑後川昇開橋-徐福CR-佐賀 ルート図
2011年GWツーリングは九州の佐賀・長崎へ。3月に行く予定だったが、震災の影響で延期となり、GWの計画を再度たてて実現した。
歳をとってくると、働いた次の日の早朝からの移動は辛くなってくるので、最近は余裕を持った工程にしている。
今回も朝は少しのんびりとしてから羽田へ移動し、12:20の佐賀便へ。搭乗機の羽田到着が遅れたため、出発も遅れて佐賀有明空港にも30分ほどの遅れで到着した。
薄暗く低い雲が広がり、いつ雨が来てもおかしくないような状況の中を出発。今日は空港から筑後川昇開橋経由で佐賀までで30km程である。空港を一歩出ると広大な麦畑の中を突き進む。
有明湾に注ぐ早津江川河口から上流へ向かい戸ヶ里港へ。ちょうど干潮の時間帯で潮がひいていて、川の中、港の中に多くの船が泥に埋まっている。
川副大橋を渡り、ちょっと寄り道して大詫間地区の重要文化財の山口家住宅へ。屋根の中央部をジョウゴ状にして中央に集めてから排水する仕組みとなっている漏斗造りの住宅である。
佐賀県から福岡県に入り、新田大橋で筑後川を渡る。上流遠くにこれから向かう筑後川昇開橋が見えていた。
今日のメインは佐賀と福岡県の瀬高を結んでいて1987年位廃止された旧佐賀線のルート。大川の街中で佐賀線跡に合流する。線路跡は道床が残っているところや、すっかりと開発されていて新しい広い道となっていたりと様々である。筑後大川駅跡から筑後川へ。筑後川に近い場所では線路跡の面影を残した公園となっていた。
筑後川に出ると、そこが筑後川昇開橋。旧佐賀線の鉄橋で昇降式の鉄道橋として有名な橋だった。今では機械遺産に認定され、橋全体は遊歩道として整備されて中央部が一日数回昇降されている。ちょっときれいになりすぎて、列車が走っていた感じは薄れてしまっている。
筑後川を渡った先の佐賀線跡は徐福サイクルロードとなり、佐賀の街へ続いている。この道は両側を木に囲まれ、線路跡らしい大きなカーブとまっすぐな直線の気持ちの良い道が続く。線路跡のサイクリングロードとしては、整備の良さ、交差する道路の少なさ、光法駅、南佐賀駅と駅跡が残っているなど、かなりいい道だ。自転車で走っていてとても気持ちがいい。
佐賀の街に入ると徐福サイクルロードは終わり、この先は一般道に変わっているが、「さがせんしのぶばし」など佐賀線の歴史は残されている。
佐賀城公園、佐賀の中心街を通り、佐賀駅前のホテルに到着。途中で雨が降ってきたが、大きな影響もなく初日を終えた。
夕食はホテル近くの屋台村風の路地の居酒屋へ。最近は暗い照明に慣れてしまっているので、明るい店内がとても新鮮な感じがした。