11/02/12 千羽海崖
02/12(土) 徳島・・・由岐-日和佐-千羽海崖-宍喰温泉 55km ルート図
昨日は悪天候で予定が変わって、だいぶ走ったので、今朝はゆっくり出発することにした。当初の予定では、徳島から小松島まで10km程を自走してから輪行するつもりだったが、徳島駅から特急「むろと」に乗車することに。
朝御飯をゆっくり食べて、さあ出発しようとしたところ、輪行袋に入れておいたBD-1の後輪がパンクしているのを発見した。しかし列車の時間が迫っているのでそのまま出発し、ホテルの目の前の徳島駅へ移動。
駅のホームで少し時間があったので、後輪を外してから特急「むろと」に乗車。車内でチューブを交換し、タイヤをはめて空気入れる。
パンク修理をしている間に、列車は小松島、阿南を過ぎて南へと進む。日陰には雪が少し残っているところもあった。1時間ほどで美波町の由岐駅に到着。素晴らしく青い空だ。
由岐駅を出発。ここから海沿いの道で日和佐へと向かう。田井ノ浜、木岐と過ぎると、日和佐への峠道、県道25号に入る。道幅の狭い山道を走っていると違和感が、なんとまた後輪がパンクしていた。
落ち着いてタイヤをじっくりと調べたところ、細い針金が刺さっているのを見つけた。出発早々15分ほどのタイムロスである。
急峻な地形を走るこのルートはほとんど車も走っておらず、所々で高台から海を見ることができる。
恵比須浜で海岸に降りると、日和佐の大浜海岸が目の前に現れる。
日和佐の街に到着。街の中心には道の駅日和佐と二十三番霊場薬王寺があり、今日は連休で多くの観光客で賑わっていた。
道の駅の近くのセルフうどんで昼食にしてから、薬王寺参拝へ。
薬王寺は石段の一段一段に1円玉を置きながら参拝することで有名である。大量の1円玉が階段に置かれて、このままではあっという間に1円玉に埋まりそうであるが定期的に回収されている。寺の上まで登ると日和佐の街が一望できる。
参拝を終えて、午後1時となり出発。まず日和佐駅に立ち寄る。JRの駅は薬王寺や道の駅とは線路の反対側にあるのでひっそりとしていた。
R55から南阿波サンラインへ入り、山の中へと道は入っていく。空が暗くなり、少し雨が降ってきたので雨装備にした。
南阿波サンラインは千羽海崖へ向かう。今回のツーリングで楽しみにしてい場所だ。千波トンネルを抜け、目も眩むような高さのある千波大橋を渡って、標高150mまで上れはいよいよ千羽海崖に到達。
そして第1展望台に到着。断崖の上の展望台である。雲の切れ間から差す光が太平洋を照らしている。ここには小さな売店があり軽食もあるようだった。
第1展望台からが千羽海崖を進むパノラマルートになる。第1展望台が最高点なので、道は下り基調になる。雲も切れて晴れてきたので景色もきれいに見えるようになった。
第2展望台で少し休憩して、さあ走りだそうとしたところ、前輪がボヨンボヨンと・・・パンクしていた。1日で3度目のパンク。こんなことは初めてである。今度は植物の棘が刺さっていた。タイヤを良く見てみれば表面がかなり傷を追っている。もともとだいぶすり減っていたところに、昨日の雪道走行で傷みが進んだため、小さな異物にやられたようである。
第2展望台からは細かなアップダウンが続く。R55が並行しているので、サンラインに来るのは観光客だけだろうか、車はたまにしか来ない。
第3展望台に到着。ここからは北側の断崖が見どころだ。
美波町から牟岐町に入る。そして最後の第4展望台に到着。青空が広がってきたが風がだいぶ強くなってきた。
このあたりには猿も多く生息しているようで、何度か目撃した。最後に出会った猿の群れは道路を横断していった。群れの最後の小猿は二本足で走っていった。びっくりしたが二本足で走ることも結構あるようだ。
南阿波サンラインも終わりに近づき畑や人家が増えてきて、海まで下りると牟岐の街に到着。
ここから今日の宿、宍喰まで行く。R55に合流すると一気に交通量が増えるが、きれいな海岸とトンネルの繰り返しのルートとなる。
並行して走っているJR牟岐線は海部駅が終点となり、この先は第3セクターの阿佐海岸鉄道阿佐東線となる。
パンク修理のタイムロスで予定より遅くなり日没間近となった。那佐湾では西の方角だけに雲がかかり、夕陽が雲の中で輝く幻想的な風景となっていた。
17時半、宍喰のホテルリビエラししくいに到着した。