16/02/13 宇検から瀬戸内
2/13(土)雨のち曇 湯湾-奄美開運酒造-名柄-久慈-古仁屋-ホノホシ海岸-嘉鉄 59km ルートマップ
奄美大島3日目、朝から雨が降り続いている。雨レーダーを見ると、ちょうど奄美大島の上に雲の列が並び、西から次々とやってきては通り過ぎていく。
今日は最初に湯湾にある奄美開運酒造へ行く予定。9時にオープンするので、朝はゆっくり9時に小雨の中を出発。すぐに到着。
奄美大島黒糖焼酎の「れんと」のメーカーである。売店に行くと工場見学ができるということで、案内されながら工場を見て周る。
黒糖の溶解から蒸留、貯蔵へ。特徴的なのは貯蔵タンクにスピーカーを取り付け、クラシック音楽を鳴らして熟成させる「音響熟成」を行っていることだ。
工場見学後は売店で「たんかんれんと」を購入する。
10時前に奄美開運酒造を出発。今日のルートは昨日に続き奄美大島の南部を反時計回りに進み、ゴールは島の南東端に位置する瀬戸内町の嘉鉄地区までだ。
県道79号で焼内湾の南側を行く、雨は小雨だったりポツポツ雨になったかと思えば、時折ザーっと強い雨が来る。
名柄地区からは200mの峠越え、名柄港と焼内湾を眺めながら上っていく。峠で宇検村から瀬戸内町に入る。
下りの途中で激しい雨が降ってきて急いで久慈地区まで下ると、ちょうど廃業したガソリンスタンドがあったのでここでしばらく雨宿りをして雨を過ごす。
小降りになったところで出発。次は久慈湾から古志地区を経て篠川湾へ。小さな湾と小さな岬の背を上り下りしながらだ。
雨の中の走行にだいぶ疲れてきたが、阿室釜で「古仁屋まで○km」の標識を見て少し元気を取り戻した。小名瀬、阿鉄、油井、久根津と、同じように数十m上ったり下ったり、雨も降ったり止んだり。
海は大島海峡となり、加計呂麻島が大きく姿を現してきた。そして手安地区に到着。昨年9月の来訪時に来た場所だ。
手安からは古仁屋までは知った道となるので気分も楽に古仁屋へ。ジョイフルでお昼ごはんを食べて休憩。
雨の様子を見ながら午後のルートを検討する。ようやく雨雲の列も通りすぎて、午後の雨はほとんどなさそうなので島の南東端のヤドリ浜まで行くこととした。
古仁屋港に寄ってから東へ進む。県道を外れて集落の中の道を行くと、カモの群れが道路脇にいたりする。
午前中の道は車がほとんど通っていなかったけれど、古仁屋からの道は行き交う車も多くなり、観光バスも見かけるようになる。マネン崎展望台からは対岸に生間港から東側の加計呂麻島だ。加計呂麻島も少ししか走っていないので、またゆっくりと訪れてみたい島だ。
雲が少し薄くなってきて、海も鮮やかな色に戻ってきた。
ホノホシ海岸に到着。ここは奄美大島では珍しく、砂浜ではなく丸石で覆われていることで知られている。山と山の間で風の通り道となっていて、強風が吹いており。岩場には荒々しい波が打ち寄せる。
ホノホシ海岸からさらに先端に進めばヤドリ浜。こちらは打って変わって広々としたした砂浜。
今日の宿は嘉鉄地区の「ネプスダイブリゾート」。郷土料理を頂きつつ、500円で黒糖焼酎が飲み放題。とてもうれしいサービスで、いろんな銘柄の黒糖焼酎の飲み比べをさせていただいた。