10/10(日) 晴 岐阜羽島-関ヶ原-米原-彦根 64km ルート図
10月の3連休、当初の予定では東北・三陸海岸に行く予定だった。しかし、直前になりほとんど雨の予報になったので前日に予定変更。天気の良い西方面で彦根に宿を取り1泊2日のツーリングとした。
初日は新幹線で岐阜羽島まで行き、関が原経由で彦根までである。
昼前に岐阜羽島駅に到着。期待通りにいい天気になった。まずは関が原へ向かう。大垣-垂水経由が最短ルートだが、養老町美濃高田経由で行くこととした。
南口から走りだすとすぐに郊外に出て水田の中を進む。
県道30号に入り大藪大橋で長良川を渡る。進行方向に鈴鹿山脈の山々が連なり、そこから吹きつける西風がきつい。
福束大橋で揖斐川を渡る。橋の下の土手の彼岸花の赤い色が映えている。すぐ養老大橋から牧田川堤防上の道を進むが向かい風が強くて思うように進めないので、少しでも風の弱い堤防下の道へ降りた。
近鉄烏江駅からは養老線沿いの農道を走る。GPS地図では道が途絶えているが、前に地元の高校生が走っていたので後に付いていく。
目の前の鈴鹿山脈にはやや黒い雲がかかり、山の上では雨が降っている様子。明日は向こう側からこの山を越える予定だ。
美濃高田駅で休憩、昼食のお弁当の残りで軽食を取った。
ここから鈴鹿山脈の北端の山間を少しずつ上りながら関ヶ原へ。養老町の街をぬけ、県道56号に平行する旧道に入ると、ほぼ稲刈を終えた水田の中の道へ。
牧田川を広瀬橋で渡り、すぐ右の旧道に入ると関が原までしばらく道なりで進める。国道とは独立していてサイクリングにはいい道だ。「関ヶ原合戦 島津隊ゆかりの道」の坂を上ると関ヶ原だ。
R21旧中山道に合流。関ヶ原駅によってここからは旧中山道となる。不破の関跡から山中の旧道へ。いかにも旧街道の雰囲気が心地良い。
宿場を抜けると東海道本線沿いの道。東海道本線はトンネルに入り、道は更に上の今須峠へ。峠を越えて下ればすぐに今須宿である。中山道を歩いて散策する人ともたくさんすれ違う。
今須宿からまた上ると街中に岐阜県と滋賀県県境、かつての近江国と美濃国の境に到着。ここの境には小さな川が流れ、ここが伊勢湾と瀬戸内海の分水嶺である。
次は柏原宿、大きな宿場町で古い家も多く残り、旧街道宿の整備が進められていて各所に案内板がある。宿場の先には大きな一里塚も残っている。
しばらく山の裾野を進むとR8と合流するが、数百m先から今度は醒ヶ井宿へと入っていく。ここはかなり観光地化されていて、多くの人が訪れていた。街道横の小川がきれいだった。
旧道巡りはここまでとなり、琵琶湖へ向かう。R21からR8は交通量が多くあまり走り良くなかったので米原駅の北側跨線橋を渡って米原の街へ入った。そして入江橋で琵琶湖に到着。
すでに陽も傾き、琵琶湖がギラギラと輝いている。ここから琵琶湖畔の道、自転車も多く走っている。湖沿いの道を走っていたら磯漁港でちょっと迷ってしまったが、そこから先、彦根ビューホテル、キャンプ場、かんぽの宿彦根と行く。
そして彦根城に到着したが城には入らずに城内を横切る。「ひこにゃん」ですっかり有名となった彦根の街は多くの観光客で大賑わい。ちょうど見かけた商店街のひこにゃんグッズの店に寄った。
今日の宿は隣の駅なので彦根の街をしばらく進む、街中には近江牛の店が目立った。ちょうど暗くなる頃に南彦根駅前のホテルレイクライド彦根に到着した。
明日は鈴鹿山脈を越えて三重県桑名まで走る。