奥能登ツーリング序章

2018年3月20日サイクリング

だいぶ遅れていますが、先月の奥能登ツーリング記をぼちぼち載せていきます。
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■奥能登ツーリング序章
2010年7月の3連休は奥能登に行くことにした。前々から計画をしていたわけではなく、最初に考えていたのは新潟、山形、秋田の日本海側だった。しかし梅雨が開けるかどうかの時期で、梅雨前線が北上中のため5日前の週間天気予報では東北地方は曇りがちの天気とのこと。それならば天気のいいところを探すこととし、関西から北陸で考えた。その結果、飛行機に空席があった能登空港を発着地として奥能登を巡ることにした。
奥能登にはこれまで3回訪れたことがある。
1回目は20歳頃、当時の記録を見ると信州の自宅から直江津に出て夜行「きたぐに」で金沢駅へ。そして金沢発03:49という今では考えられないが、当時は行商のための列車だと思われる列車に乗り換えた。そこから丸一日をかけて輪島、蛸島を往復して金沢に戻ってきたのはもう日暮れ。地図で見ていた能登半島はそれほどの大きさを感じなかったが、実際はものすごく遠い所だと実感した。
2回目はその2年後、大学の合宿旅行への時間つぶしで珠洲までの往復してのんびりと写真撮影をしてきた。
そして3回目は1995年冬(このころは二人旅)。福井から金沢まで冬の日本海を満喫する旅だった。福井から列車で輪島までの移動だったが、当日は大雪に見舞われ、予定よりだいぶ遅れて輪島に到着した。駅近くで宿泊して、次の日に定期観光バスで冬の日本海の波の花を眺めながら、禄剛崎や九十九湾、なぎさドライブウェイなどを観光しながら能登半島を一周した。その旅行から帰宅した翌日の朝に阪神淡路大震災が発生したので強く印象に残っている。
あれから15年が経過し、奥能登の鉄道は数年前に廃止となったが、能登空港が開港したことでぐっと近くなった。
今回のツーリングは、かつて鉄道とバスで巡ったところを行く自転車旅である。
□2回目訪問時の写真(@恋路駅1986)
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