猪苗代駅-川桁駅-沼尻鉄道跡-中ノ沢温泉 22km ルート図
1泊2日の福島ツーリング。メインは2日目の磐梯吾妻スカイラインだが、その前段で沼尻軽便鉄道の線路跡を走った。
沼尻軽便鉄道は1969年、もう40年以上前に廃止されているが、各駅跡に標識が立てられており、当時の雰囲気を考えながら走ることができる。路線、駅の位置などはこちらを参考にした。
沼尻鉄道の始発駅は磐越西線の川桁駅だが、快速は停車しないため一駅先の猪苗代駅へ。直前に雨が降っていて路面は濡れている。まだ近くに雷雲がさまよっているが、青空も見えていたので出発することにした。水田の中を郡山方面へ戻って川桁駅に到着。
駅前には立派な記念碑が立てられている。
川桁駅から家並みの中を進むと、橋や築堤が続き、線路跡の雰囲気一杯である。
県道に合流して水田の中を進む。雪国らしい屋根の民家、雲間から顔を出した磐梯山が田んぼに映っている。
駅跡ごとにこのような駅名標が立てられている。小さな集落ごとに駅が存在していた。
真上に黒い雲がやってきた。ぽつぽつと大粒の雨が降ってきたので、ちょうどあった広場の休憩所で雨装備をした。
準備し終えるとすぐに小雨となったので再出発。天気雨となった。
国道115号と合流、交通量がぐっと増えた。線路跡は国道と並行していたが、集落の中をゆく旧道に寄りながら先へ進む。
終着駅の一つ前の木地小屋駅跡。沼尻鉄道はここから水田の中を抜けていく。国道を離れて適当に田んぼの中を走っていった。しかしこの直後雷鳴が轟き、黒い雲が真上を覆い大雨となった。田んぼのど真ん中で雨宿りする場所もなく、なんとか国道に戻って木の下で少しだけ雨をしのいだ。廃線跡は森の中のダートとなっているが、雨で走りづらいと思いあきらめた。
10分程して雨は上がると、終着の沼尻駅もすぐ。廃線跡のダート区間との合流点に到着。
そして沼尻駅跡到着。駅舎は壁はきれいに改修されているが、屋根の形が当時のままである。
沼尻駅跡から坂道を1km程上れば中ノ沢温泉街。今日の宿白城屋旅館に到着した。