出雲市駅から出雲大社へは1990年に廃止となった大社線の線路跡を辿って行きました。
大社線は二十数年前の山陰旅行で日御碕へ行く時に乗車したことがありましたが、当時の記憶は曖昧でよく覚えていません。
新しい出雲市駅から高架の山陰本線に沿って西へ進むと、大社線跡のサイクリングロードとなります。
一直線の気持ちのいい道ですが、当日は強い向かい風で時速10kmもでない状態。対面から地元の中高生がスピードの乗って走っていきました。鉄橋も枕木の上に鉄板を付けただけです。
出雲高松駅跡。長いホームが残っています。横には飲食店があり、ホームがまるできれいな庭のようになっていました。
大きな道路と交差する橋が「高松駅前橋」欄干には当時の駅舎と気動車の写真が付けられています。
サイクリングロードがいったん途切れ、川を渡るために少し迂回します。川を渡った先の線路跡は初めはダート。道端には当時の黒い器具箱が残っていました。
次は荒茅駅跡。ホームは撤去されるでもなく積極的に保存されているわけでもなく、自然に残っている感じです。
サイクリングロードが終わり、線路跡は最近整備された一般道になります。遠くに鳥居も見え、出雲大社が近づいていてきました。
そして大社駅に到着。出雲大社を模した駅舎は重要文化財で、すっかり有名な観光地に。重厚な造り、老舗旅館のような内装、ずらりとならんだ臨時改札口に洗面所。
大社駅から参道を北へ進めば、一畑電車の出雲大社前駅、そして出雲大社に至ります。ちなみにこの道は出雲駅伝のスタート直後のコースです。