3/21(日) 石山駅-大戸川-信楽-伊賀上野-名張街道-名張 72km ルート図
春分の日を含む3連休だが、計画を立てたのが前日のこと。ネット予約で宿を決めてからおおよそのコース検討。行きの新幹線指定を取り、詳細なルートの検討、荷物の準備と、慌ただしい出発となった。
今朝は6時前に出発の予定だったが、ちょうど寒冷前線が通過中。少し早めの時間で、雨が弱まったタイミングを見計らって家を出たが、それでも強い風雨の中、最寄り駅まで1km走っただけでだいぶ濡れてしまった。
ぼろタオルで水気を拭いて輪行。BD-1持参では初めての新横浜駅へ移動した。新幹線のホームに上がってみると雨も止み太陽が見えてきた。よし、これで今日はいい天気だろうなと思ったが、結果的には雨がちの一日になった。
新横浜駅から新幹線「のぞみ」で京都へと向かう。すると西に進むに連れて新幹線の中からの景色が黄がかった灰色になってきた。そう、黄砂である。京都駅で新幹線から東海道線に乗り換えて琵琶湖畔に近い石山駅がスタート地点だ。今日はここから南東の方角に向けて走る。信楽、伊賀上野を経由して名張まで70kmほどである。
スタート地点の石山駅から程近い琵琶湖の南端、瀬田の唐橋を渡って県道16号へ入ると、あらら、雨がポツポツと降ってきた。携帯で雨レーダーを確認すると前線の残り雲か、画面のところどころに青色が映っている。時折小雨が降っているようだ。
県道16号は大戸川の渓谷に入り川上へと向かう。雨は上がったが、自転車や衣類に黄砂のしみが多数発生していた。このしみは次の日に家に帰るまで残っていた。
交通量も少なく、渓谷沿いを進むいい道だ。大津市から甲賀市に入ると山の上には新名神高速道路の陸橋が続き、さらに別の道も作られている。後で調べたところ大戸川ダム建設によるダム道路付け替え工事だが、大戸川ダムが工事中断となったので道の整備も今は中断されているとのことだ。
信楽の街に直接向かわず、信楽IC近くの信楽線信楽高原鉄道衝突事故現場に寄った。慰霊塔に合掌。
紫香楽宮跡駅(しがらきぐうあと)の前を通って、次は信楽陶苑たぬき村へ。大きなたぬきの像が立ち、店内外にはところ狭しと大小多種多様な信楽焼のたぬきのが並べられている。マッチパックに余裕で入る大きさの狸を一つ買った。
信楽駅へ向かうとまた雨が降ってきたので道端のラーメン屋さんでお昼にしてから信楽駅へ。駅前に大きなタヌキ、タクシーの名は「たぬきタクシー」とたぬき一色である。
街中の信楽焼きの散歩道に寄ってR422で伊賀へ向かう。
午後になっても時折の雨の降るなか、景色はだんだんと田舎の風景となってきた。
桜峠で滋賀県から三重県伊賀市に入り峠の上に小学校。予定していたR422は三田坂バイパス工事による通行止で諏訪地区から東側に迂回するルートとなりちょっと遠回り。
下り道からは眼下に伊賀の街が広がり、この頃になると雲が切れ日差しが出てきたので、街がきらきらと輝いている。平地に降りるとまず重厚な駅舎の伊賀上野駅に寄る。
伊賀の街に入ってきた。、旧小田小学校本館から伊賀上野城へ。高石垣はギリギリまで近づいて堀を覗き込むことができる。ちょっと怖いけど。
上野市駅ではちょうど伊賀鉄道の忍者列車がやって来た。伊賀の街中は綺麗に整備されているところもあるが裏道がとてもいい感じ。街の中はあちこち忍者だらけだ。
一日目の最後はR368名張街道で名張までの一本道。天気もすっかり回復した。途中からバイパスを離れて旧道の名張街道へ。名張市に入り桔梗が丘を超えれば今日の宿のルートインに到着。