大泊-佐多-根占-大根占-高須-鹿屋・・・鹿児島空港 57km ルート図
昨日夕方からの雨が降っていて朝になっても降り続いていた。
携帯の雨レーダーで確認すると9時ごろには雨は上がり、なおかつ北に行くほど早くやむ状況だったので雨装備をしてスタート。
ホテルの玄関前には、悪天候だったら乗っていこうと思っていた垂水港行きのバスが停車している。スタートしてすぐ、雨が強くなってきて、さっきの垂水港行きのバスに抜かれた。
これならあのバスに乗ればよかったかなと思ったが、やがてぽつぽつ程度の雨となった。
今回のツーリングで感じたことだが、最近改良された道路が多くこの区間も立派な道路になっていた。
宗谷岬までの距離を示す標識があり、今日1番の200mの峠を越え伊座敷の街に着いた。
ここはちょっと大きな街で本土最南端のAコープ佐多がある。R269佐多街道を北上する。左手に鹿児島湾を望みながら進むと、道端に近々開催される南大隅町駅伝大会の幟がいくつも立てられている。
右手は山が大きく迫り、覆道も頻繁に出てくる。
海岸に出ると雨は徐々に上がってきたが、行く先の山々は霧に霞み遠くを見ることはできない、対岸に見えるはずの薩摩半島もほとんど見ることができなかった。
台場公園の薩英戦争砲台跡を過ぎると海水浴場の横に「道の駅ねじめ」があったが、今日は休業日だった。
一山超えると根占の街に入る。根占港からは山川行きのフェリーが出港していった。海からの横風が強く、体が冷え切ってきたのでコンビニで温かい飲み物と中華まんを補給した。
南大隅町から錦江町に入り大根占の商店街を抜ける。風は次第に向かい風へと変わり、緩やかではあるがアップダウンが続く道で予定よりだいぶ時間がかかってしまった。
鹿屋市に入り高須の手前で鹿屋市街地へ向かう。そして最後は旧大隅線の線路跡のサイクリングロード「フィットネスパース(サンロード鹿屋)」で鹿屋の中心街へ。
東へ向かうことになったため、今日始めて追い風でさらに平らな畑の中の一本道、さらに太陽も少し顔を出してきて、ようやく快適なサイクリングとなった。
大隈野里駅跡から自衛隊横を抜け鹿屋の中心街に緩やかにカーブを描きながら下り、旧型の信号機がある鉄道橋を渡って鹿屋駅跡に無事ゴールした。
鉄道記念館は休館日だったので外部を見学。バスの時間も迫ってきたので市役所前のバス停で輪行準備をして鹿児島空港行きのバスに乗車した。
4日間の走行距離は約270km。トータルで上ったのはどれくらいだったか、足腰、肩に堪えた。でも、1ヶ月経ってレポートをまとめ終えてみると、その苦労は忘れてしまう。