五井-高滝湖-養老渓谷駅-上総中野駅-大多喜-大原駅
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今日のコースは千葉県房総半島の内陸を行く、小湊鐵道といすみ鉄道に沿って五井駅から大原駅まで房総半島を横断する。
小湊鐵道といすみ鉄道(当時は国鉄木原線だった)は二十数年前に乗車したことがある。と言っても車窓風景はほとんど記憶がない。気分的には始めて訪れる街を行くことになる。
07:40。五井駅近くのホテルからスタートする。空は晴れ渡っているが、低気圧が東北地方の太平洋側で発達している影響で北風がとても強く冷たい。
五井駅前から南側の踏切を渡り、道なりに進んで小湊鉄道踏切と館山自動車道をくぐるとすっかりと田園風景に変わる。国道297号の広い道に入るが、さえぎるものが周りにない道で、養老川を渡る橋の上では強い横風にハンドルを取られてしまう。
道の駅「あずの里いちはら」に立ち寄るが、まだオープンしていなかった。光風台駅から線路沿いに進むが、交通量がそこそこある狭い2車線の直線道路。西からの強い横風にあおられながら走るのは今日一番辛かった区間だ。
R297に入ると、広い歩道もあり若干走りやすくなる。途中からいかにも旧道らしき道がGPSに表示されていたので国道を外れてちょっとした街中の道へ。R297を歩道橋で交差した先が上総牛久駅への道になる。
上総牛久駅の先から県道81号「清澄養老ライン」となる。車もぐっと少なくなり、左右の景色も平野から丘陵へと変化してくる。7~8台のローディに追い越され、高滝手前のコンビニで小休憩をして高滝湖畔沿いの道へ入った。湖西岸沿いの道はサイクリングしやすい道、静かな湖畔(今日は強風で波立っているが)を横目にボーとしていても走れる道だった
清澄養老ラインに戻り、緩やかなアップダウンの道になるが、相変わらずの強い北西の風で、ちょっとした上り坂でも背中を押されて加速していく。そのため予定よりかなり早く養老渓谷駅に到着した。
養老渓谷駅の時刻表を見るとちょうど列車が来る時間だったので、列車が到着するまで休憩することにした。駅前では路線バスと1台のタクシーが客待ちをしている。食堂もあるけどちょっとシーズンオフのためか寂しげな感じだった。
上総中野行きの列車は数分遅れて到着した。車内には数人の乗客がいたがここでは誰も降りなかった。
駅から養老温泉街へ向う。途中で駅で待機していたバスが追い抜いていった。
ピークを一つ越えると峡谷の中へ、その奥が養老温泉街となる。やはりシーズンオフのためか寂しげだった。旧道で峠を越えるとR485に合流する。ここから「栗又の滝」への道が分かれていて、行くつもりだったのだけど風の強さと寒さのためパスすることにした。今日は残念だけど周辺を含めて良い季節にあらためて訪れてみたい。
峠を越えると小湊鉄道といすみ鉄道が接続する上総中野駅である。着いたときはどちらの路線も運行時間から外れていたため、ひっそりとした駅風景だった。
ここからいすみ鉄道に沿って走る。いすみ鉄道路線は菜の花で有名なのだが、まだ季節が早くてほとんど花はない。たぶん撮影地な東総元駅前のカーブも写真の様子。東総元駅へは道から入るとそのままホームへと出る。ちょうどこの場所は風も山にさえぎられて、日差しがポカポカとしていた。
ここから大多喜までは北へ向うので、今日唯一向かい風に逆らって進む。大滝駅前でねこBDがパンク。3cmほどの釘が見事に後ろタイヤを貫通していて、チューブ交換で20分、修理が終わって大多喜の街へ。知らなかったけど大多喜は房総の小江戸といわれ、古い家並みが点在し、さらに街並みの景観を整備中だ。街中のお蕎麦屋でお昼にした。
大多喜からは平地でゴールの大原駅までは程近い。西風に押されて良いペースで進んだ。途中、いすみ鉄道の車両とすれ違ったり、道端に菜の花畑も広がっていた。
今日は追い風のおかげで予定より早く14:40に大原駅に到着。ここから千葉駅行きの普通電車に乗車したが、強風のため、千葉駅周辺で京葉線や総武線のダイヤが乱れていたため、家の着くのがだいぶ遅くなってしまった。
もうすぐ3月。関東では春は伊豆や房総からやってくる。もうちょっと暖かくなった頃がサイクリング日和かな。