07/11/24 大阪・奈良・和歌山3日目

2018年4月9日サイクリング

橋本-九度山駅・・・高野山駅-高野山-R370-貴志川-紀美野町-海南-和歌山マリーナシティ-和歌山
84km 晴れ
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3日目。今日は高野山へ輪行で上ったら和歌浦湾まで一気に下り、最後は和歌山市へ。初めて訪れるところばかりだ。
■橋本-九度山
昨日に続き寒さが厳しい朝を迎えた。まずは高野山へ輪行で一気の上る予定だが、最寄の橋本駅からではなく、標高がさほど変わらない3駅先の九度山駅から乗車することにした。
橋本橋で紀ノ川を渡り、国道脇道の清水の古い街並みを抜け、九度山駅に着いた。
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■南海高野線・ケーブルカー
九度山駅から南海高野線とケーブルカーを乗り継いで高野山へ。高野線は50パーミルの勾配が続く山岳鉄道だ。転がり落ちそうな急峻な谷の中腹を右に左にカーブしながら一気に上っていく。高野線終着駅の極楽橋駅でケーブルカーに乗り換え。混んでいたらどうしようかと思っていたが、ご覧の通りにほどほどの乗車率で自転車はドア横において、最後部に陣取って景色を楽しんだ。
高野山駅に到着。ケーブルカー構造の宿命で、自転車を持って階段を数十段上ることになる。■高野山
高野山駅は高野山の街の山一つ手前にあるのでもう少し上ってトンネルを抜けるとようやく入り口の大門に到達する。ここからは下り道、朝方のきりりとした空気と見事な紅葉の中、霊場高野山のメインストリートを行く。昨晩の宿泊客と今日来た人達で賑わっている。
とりあえず奥の院一の橋まで行って戻ることとした。奥の院一の橋は奥の院・弘法大師御廟の入り口、ここからは参道になっているので申し訳ないけれどここまで。
今来た道を引き返しながら金剛峯寺、壇上伽藍、根本大塔に参拝する。■高野山-矢立茶屋
再び大門まで戻り、和歌山の海へ向う。R480の急坂、急カーブをを下っていくが橋本方面から上ってくる対向車がとても多い。標高差400mを一気に下ると矢立茶谷到着、ここで一休み。今日は暖かくなってきそうだ。茶屋の犬は上半身を日向ぼっこしながらぐっすりと眠っていた。■国道370号線
矢立茶屋から道は橋本方面のR480と海南方面のR370に分岐する。これから向うR370はツーリングマップルに「民家や田が多い緩やかな傾斜の田舎道」とある。
このフレーズに期待してルートにしたのだが、結論から言えば大当たりだった。
貴志川に沿ったやや広い谷間を行くルートは、ここから先、街らしい街が出てくるまで30km以上ある。その途中はほとんどが紀美野町になるが、観光地はキャンプ場と温泉2軒(だるま湯と美里の湯)と天文台(みさと天文台)とメロディーライン・・だけ。
でもそのおかげで何の飾りもない道を思う存分体験できる。もちろん車も少なく安心して走れる道だった。
ただし、途中で昼食をと思っていたが、温泉を過ぎた後はなかなか店がなくて、動木地区でようやく定食屋を見つけ、ラーメンと肉そばで遅いお昼を食べることができた。
長かったR370もようやく終わりに近づく。最後に海南市に入ると、道は一気に4車線となり郊外店が立ち並ぶ。まもなく海南駅に着いた。■和歌山マリーナシティ
海南駅から3kmほど、ムーンブリッジを渡って和歌山マリーナシティに立ち寄った。ホテルあり、マンションあり、遊園地あり、海産物ありの観光地。黒潮市場でマグロの解体ショーを見学して、サンブリッジで和歌山市へ向う。■和歌山
海岸沿いの道を北へ。右手の山の中腹には紀三井寺が見える。R42にいったん合流するが、和歌川沿いの道に入って進んだら、思いのほかスムーズに市街に入ることができた。
和歌山城と和歌山市駅に立ち寄って今日はゴール。
初めにも書いたが高野山そして和歌山と、ほとんど知らなかったところ、しかしこんなに良い場所で楽しいツーリングになるとは思いもしなかった。とくにR370はのんびりとサイクリングを楽しみたいならお勧めルートです。