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07/08/14 佐渡・新潟ツーリング2日目

小木-沢崎鼻-素浜-真野-佐和田-相川-外海府-大野亀-二ツ亀 105km
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昨日佐渡に上陸したばかりなので今日からいよいよ本番。今日は佐渡西岸を北上して北端の二つ亀まで、100km越えになる予定だ。
コースは佐渡ロングライド210を参考にして、途中ショートカットしたり、ダート道で坂を回避するルートを計画した。
宿の朝食が7時からだったので、7:30前にスタート。島を反時計回りに行く。佐渡最南端、千石船の里・宿根木の街を過ぎ、新しい快適な道を行くと長者ヶ橋。高台の展望台から穏やかだが雄大な海と険しい海岸線が見渡せる。
そしてすぐ先の沢崎鼻灯台が佐渡の最西端。雲ひとつなく、風も穏やかで、真っ青な海が広がっている。








沢崎鼻のトンネルをくぐると道も細くなり、小さな港町が点在する。ただし木流、井坪の2つの地区ではそれぞれ100m弱の上りを越える。高台の上は水田が広がっている。




ここからしばらくは素浜の海岸、車も少なく快適な道が続く。途中にキャンプ場もあり、ここで水分を補給しておく。
素浜の北端の亀脇へ。佐渡ロングライドのコースはここから山へ登っていくが、海岸線はダートで繋がっているようなので直進。瓜生崎を周るとダートになるが、走れない道ではなく、河ヶ瀬崎から弁天岩へ抜けることが出来た。








ここからR350に合流し一気に交通量が増えた。そして日差しが体を刺すように強くなってきた。また100mくらい上るのだが、嬉しいことに山側に歩道があって、木の影に入って進むことが出来た。
下り坂になり、大須鼻へ。目の前に真野湾が広がり、その先には二見半島から大佐渡の山への稜線がくっきりと浮かんでいる。  
道沿いには「ジェンキンスさん。佐渡歴史伝説館で頑張っています」の看板が並び、真野市街へ。古い感じの街並だが賑やかで活気がある。






佐渡でも大きな街の佐和田市街へ。街中に入るとアスファルトからの照り返しがむんむんとしてくる。ここでガイドブックで見つけていたトキのオカリナを買おうと、その店へ向ったが見当たらない。郵便局で聞いたところ近くに引っ越したらしく、行ってみたが11時開店とのことで、近くのコンビニで休憩と冷房で体を冷やした。
11時になり、城南窯でトキのオカリナを購入。




海岸に出ると真新しい道で海沿いの歩道を走る。海からの風が少しは涼しく感じられた。
昔の街並の沢根地区を抜けると交差点。二見半島周りは明日か明後日行く予定なので、今日は中山トンネル越えのショートカットで相川へ行く。だんだんと暑さが体の奥にまで染み込んで来た。




トンネルから一気に下ると相川温泉。明日ここに宿泊する予定だが、宿に不要な荷物を詰めたバッグを預けて少し身軽になる。商店街の蕎麦屋で昼飯。そしてスーパーで2リットルのお茶を買う。
今日はここまで54km。まだまだ残り50kmある。
ここからは名所の続く外海府だが、道はやや陸側の高台をアップダウンしながら進んでいく。千畳敷から尖閣湾へ向う頃。一番暑い時間帯に入り、強い日差しに痛めつけられる。海側から涼しい風と熱い風が交互に吹いてくる。たまらず尖閣湾北側の観光船発着所のドライブインでしばらく冷却休憩にした。






ヘルメットの下につけて首の後ろを冷やす帽子を濡らして再スタート。平根崎の先、約2km南片辺トンネルに入る。いつもはトンネルは嫌いだけれど今日だけは別、とてもありがたい。トンネル内部のファンが回り、向かい風がくる。内部全体に水滴が付きとても涼しい。火照った体を冷やすためになるべくゆっくりと走っていた。








入崎の手前、海で足を冷やし、入崎の先のAコープで栄養補給と休憩。このルート上ではここが重要なポイントだった。
だんだんと北海道的な風景になってくる。大倉トンネル、禿の高トンネルを抜けると次の岬。今日の一番の坂、Z坂(跳坂)が姿を現した。








130m上りのZ坂、ネットでいろいろとチェックして情報は入れていたが、目の前にするとはるかかなた上のガードレールが思いのほか遠い。足が悲鳴を上げ、西日にさらされ、休み休み登り、Zの頂点に着いたときは力を出し尽くし、木陰で体力回復を待つ。




山の中を進むと海府大橋、外海府の最難所である。下の谷に流れる川は、さらに海側で滝になっていて、そこが大ザレの滝である。


高台の中、すっと視界が開けると、水田が拡がる真更川の地区に。すれ違ったトラクターの後ろに乗っている3人の女の子に「ガンバッテー」と声を掛けられちょっと元気になった。
海に下ると北鵜島地区、民宿も並んでいてこのあたりの宿だったら良かったのだが・・・ちょうど夕方5時のチャイムが街中を流れていた。 


100kmを過ぎた。あと約5km。素掘りのトンネルをいくつか抜けると、目の前には大野亀の巨岩が立ちはだかる。
「ここは礼文島か?」と思うような風景の中、最後にまた100m近く登らなければならないのであった。
そして17:30過ぎ。やっとやっと二つ亀の宿に着いた。








頭や体が火照っていて熱中症寸前だったが、部屋に入って冷房を強にしてしばらく休んでいたらだいぶ回復した。
季節が違えば、そんなに苦労するコースではなかったと思うが、今日は暑さにやられてしまい、水分補給は十分だったけれど塩分補給が足りなかった気がする。
明日の予定は考え直すことにして、早々に布団に入った。

呼人

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