会津若松-氷玉峠-大内宿-湯野上温泉-羽鳥湖-新白河駅 84km
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今日のコースは会津若松からスタートして氷玉峠越えで大内宿へ。湯野上温泉まで下ったらそこから羽鳥湖越えでゴールは新白河駅だ。
このコースは3年前のGWツーリング最終日に計画していたが、雨のため中止したものだ。今回は天気を狙っていたため、2日前に行くことを決めて、昨晩に会津若松入りした。
思惑通りに天気の良い朝を迎え、ホテル前で自転車を組み立ててスタート。日光街道で会津若松市内を抜け、R401のコンビニで氷を買っておく。高田橋で阿賀川を渡ったらすぐ南へ向かう。
会津美里町に入り、只見線の踏切を渡ると、赤みを帯びた道路と旧街道の趣のある本郷の街を過ぎる。
これから向かう氷玉峠の山がだんだんと近づき、水田地帯の中の直線路に出る。ここからは5月に行われた「時空の路(ときのみち)ヒルクライムin会津」のコースでもある。
福永地区で自動販売機があったのでお茶を補給した。ここから緩やかな上りが始まり、次の街が関山地区。いい雰囲気の宿場町だ。
日が高くなり、日差しが体を思い切り突き刺す、のどが渇きそうなのでちょびちょびとお茶を飲みながら行く。
だんだんと両側から山が迫ってくると小振りな栃沢ダムとダム湖。その先の急坂を上れば栃沢地区で氷玉峠への最後の街だ。ここで標高は400m。会津若松からは200m上ってきた。
この先で大きく左へカーブを切り、九十九折の道で山を登り始める。私のGPSの地図だとここから直線状に氷玉峠までの道が表示されているが、これは登山道らしい。たまにこういうことがあるので注意が必要だ。
大内宿こぶしラインの標識と大内宿までの距離標識が1kmごとにある。
標高が上がると視界が開け飯豊山がきれいに見えた。この道は路面良く、勾配も適度で、車も少ないいい道だ。
上りの最後のカーブを曲がると氷玉峠に到着。標高800mちょっとで栃沢から標高差400mを1時間で上ってきた。ここで下野街道と交差している。
氷玉トンネルを抜けて会津美里町からいったん会津若松市に入って、下郷町へ。
少し下ると大内ダム湖へ。右岸、左岸とも道があるが、道なりに左岸の道を行く。湖面が穏やかで対岸の山々が湖面に映り、まるで北海道・然別湖の唇がいっぱいである。。
大内ダムからは下流に大内宿が見えてきた。ダムを往復して下っていくと、大内宿の手前で近道の標識があったのでここで自転車を停めて歩いて向かった。
大内宿の一番上に出たので、山の階段を上ってお決まりの構図で撮影する。
メインロードを往復して有名なねぎそばを。おじさんがお土産を売っている後ろでいただいた。
大内宿入口は駐車場へ入る車が渋滞している。ここから先の小野川沿いに下っていく道は快適な道だが交通量がぐっと増え、観光バスも多いので気を使う区間だった。
R121の交差点に到着。目の前に線路がありちょうど会津鉄道の電車がやってきた。
ここを右折すると湯野上温泉であるが、白河へは左折する。
少し行ってR118に右折する。ここをまっすぐ行けば大川ダム・芦ノ牧温泉に行く。
阿賀川と鶴沼川の合流地点で、深い谷が続いている。ここからしばらく鶴沼川を羽鳥湖まで上る。
山間のこの道は、街と深い谷が交互に現れる。途中の覆道では工事中で片側通行。この覆道の上りが結構きつい。
枝松地区の先に蝉トンネルがあるが、地図では迂回する旧道があったので行ってみたが、1/3ほど走ったところでブロックで閉鎖されていて行き止まりだった。車が数台止まっていて釣りに来ている人が多い。
塀を乗り越えて進むのはあきらめ、戻って蝉トンネルで抜けた。
二岐温泉分岐を過ぎるとまもなく岩瀬湯本温泉。
岩瀬湯本温泉街の中を通り国道に戻るとコンビニがあったのでアイスを買う。店内にいすとテーブルがあるので、ゆっくりと涼しみながら休憩した。この近隣にはほとんど店がないのでちょうど良かった。
緩やかに上ってはいるが逆に景色は開けてきている
大平地区からちょっと坂がきつくなり
羽鳥ダムを渡り、羽鳥湖沿いのフラットな道に、湖との間に木が生い茂っているので見通しは悪い。途中から湖側の林の中をサイクリングロードが時々見えてきた。
リゾート施設のレジーナの森の入口の道の駅羽鳥高原で休憩。サイクリングロードも繋がっていたので、途中から移ればよかった。
最後は白河羽鳥レイクラインで新白河駅まで下るだけ。
道の駅から少し上って、標高750mのピークで天栄村から西郷村へ入る。村から村への越境は、市町村合併が進む今では貴重な体験だ。
九十九折の道を下っていくと新道の工事現場が見えた。ヘアピンカーブを回避して周っていくルートみたいだが、登坂車線の表示があったので今のルートより勾配はきつくなるのだろう。
真名子地区まで下ると、水田地帯の中に出る。真名子川は阿武隈川と合流して白河の街へ向かい15:30、新白河駅へ到着した。
計画してから3年目にしてようやく実現できた今日のコース。天気に恵まれ、風に悩まされることもなく、未知のルートを走りきることができて良い1日となった。