07/04/29 砺波チューリップ・倶利伽羅峠

2018年3月21日サイクリング

高岡-砺波チューリップ公園-富山庄川小矢部CR-倶利伽羅峠-津幡-内灘-能登海浜自転車道-千里浜
90km
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富山·石川ツーリング2日目。今日は砺波のチューリップを見た後、倶利伽羅(くりから)峠で富山県から石川県に入り、能登半島西岸の能登海浜自転車道を北上する。
快晴の朝を迎え、宿を出発し砺波へ向かう。北陸本線をくぐって南へ。すぐに田園風景になる。砺波までは十数キロあるが、まずは県道66号高岡砺波線のチューリップ街道と銘打たれたチューリップ畑が多いところがある戸出(といで)を目指す。
畑の中の農道を進んでいくと、すっかり葉が出揃った桜街道を抜けた。その後も右へ左へと迂回しながら戸出地区へ入ると遠くに鮮やかなピンクや赤や黄色の帯が見えた。



チューリップ畑は球根や切り花用なのできれいに咲いている畑は少なく、あちこちに点在している。色の見えるところを探しながら進んだ。


やがて砺波の街並みに入る。R156と城端線の東へ移ると、道路には駐車場への誘導員が立ち、観光客が砺波チューリップ公園へ歩いて向かっている。正門前まで行き、自転車置き場を聞いてすぐ近くに停めることができた。こうしている間にも観光バスが次から次へとやってきている。
門から入るとすぐ目の前にチューリップタワーがある。登ると会場内一面に広がっているチューリップと多くの観光客が見わたせる。数多くの花壇、水車・風車との組み合わせやチューリップ四季彩館で淡いクリーム色の小振りな新種など、ありとあらゆる種類のチューリップ1時間ほどで見て周った。


会場から出て、自転車で会場の周りをくるり一周して砺波駅へ。駅近くの商店街でチューリップアートコンテスト「タピ·ドゥ·フルーとなみ」が開催されている。道路一面に小中学生やいろんな団体のグループごとにチューリップの花びらを敷きつめて絵を作成中だった。


最後にとなみ散居村ミュージアム前のチューリップ畑を見て、チューリップめぐりは終了。次は倶利伽羅峠へ向かう。
日差しが強まり暑くなってきた。水田地帯の中を貫くR359で小矢部川を渡り、富山庄川小矢部自転車道に入る。この自転車道は加越能鉄道加越線の廃線跡だ。
倶利伽羅峠に向かうため途中で左折し山へ向かっていく。水の張られた田んぼの中にぽつんと家が立っている。これが散居村の風景である。


徐々に勾配がきつくなり山道へ入る。明日の通行止め予告があり「歴史国道イベントくりから夢街道越中加賀おもしろ源平大綱合戦」で車の通り抜けはできないと書かれていた。
今は倶利伽羅さん八重桜祭りが開催中で、山頂の公園が見所だが、道の途中にも多くの木が咲いている。
200m位を一気に上る道で急坂の九十九折が続く。振り返ると朝から走ってきた庄川の平野が眼下に拡がっていた。


尾根に出て、旧北陸道の遊歩道と交差しつつ上りきると倶利伽羅古戦場本陣跡。松明をつけた牛の像がある。ここも人がいっぱいだ。

遊歩道に入り、倶利伽羅峠を自転車を押して越え、
倶利伽羅不動寺から急坂を下ったところで左の「旧北陸道 歴史国道」へ分岐する。
熊出没注意の標識もあり、ひっそりとしたダートの道を緩やかに下り、いったん車道に出て横断する。その先の旧道には車止めがあり、その先は階段になっているので、自転車から降りてゆっくりと下っていく。




竹橋地区を通ってR8に出ると、車の量がぐんと増える。「道の駅倶利伽羅源平の郷」で昼食にしようと思っていたが、混んでいたので数百m先にあった食堂で倶利伽羅そばをいただく。
R8から旧国道に入って津幡の街を抜けて南へ向う。今日の目的地に行くにはちょっと回り道になるが河北潟の南側を回り内灘へ抜けるコースをとった。
しかしこの区間が向かい風に悩まされ、坂を上るより厳しい時間がしばらく続いた。金沢競馬場を通り、北陸鉄道浅野川線の内灘駅に着いてようやく一息つけた。


駅の先の坂を上ると海が見える。海岸へ降りずに高台を北に向かい能登道路にぶつかるところで能登海浜自転車道が始まる。
サイクリングロードは能登道路に併設され、人家の見えない道が続く、まるで北海道のよう。


追い風に変わりすいすいと進み、ほとんどの区間は能登道路の海側をゆくがたまに陸側に移る。とまるで大磯の太平洋岸自転車道&西湘バイパスの景色と瓜二つなのがおもしろい。
道の駅高松で休憩。サイクリングロードから道の駅に入れる。リクセンカウルのバッグを持った数人の若者グループがいた。自転車で反対側から来たようだ。


この先で自転車道から離れて内陸の一般道に移り今日の宿 バーデン千里浜に到着。

途中の向かい風に疲れたが温泉でゆっくりと癒した。