上田駅-千曲川サイクリングロード-上山田温泉-姨捨駅-篠ノ井駅 36km
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土日で長野の実家へ行ってきた。自転車付きで行くのは昨年の11月以来となる。
今回は上田駅から千曲川サイクリングロードを北上し、上山田温泉から日本三大車窓で有名なJR篠ノ井線の姨捨(おばすて)駅に上る。そして善光寺平へ下って篠ノ井駅までのルートとした。篠ノ井駅から実家の最寄り駅までは輪行で。
11時頃に家を出て、上田駅に到着したのは14時。心配していた天気もすっかり良くなって暖かい。ところが上田駅裏手の千曲川に架かる上田橋を渡り始めると、いきなり強い北風にあおられた。これから向かう方角なので思いっきり向かい風となる。
橋を渡ったところで千曲川左岸を走り始めると満開の桜を見かける。事前の情報では満開には早いかと思っていたが、ここ数日の暖かさで一気に咲いたようで、ちょうど良いタイミングだった。
次の橋を横切ると一般道に併設するサイクリングロード始まるが、千曲川に合流する川を渡る迂回路で途切れて県道77号に入る。この区間は岩が頭上にせり出していてなかなかスリリングだ。
岩場を過ぎると右側にサイクリングロードが復活し、ここからは車道から離れたルートを取る。木々の中を走る区間は気持ちが良く、川沿いに出たところでは、東側の対岸の斜面一面の桜がきれいに見える。だけど向かい風がきつく、ルンルン気分では走れなかった。途中でロード2台に抜かれ、小径車カップルとすれ違う。上田から約18km走り、上山田温泉街を過ぎたところでサイクリングロードから離れる。
ここから姨捨駅へ進路を変える。県道77、さらに脇道へ入り、姨捨山の坂道を徐々に上っていくと、リンゴ畑と小集落の中の緩やかな道をしばらく進む。さらに急坂登り切ると道の下に棚田が拡がっている。
さらに上ると上方に篠ノ井線の架線が見えてきて、ちょうど普通列車が冠着駅方面から下ってきた。踏切を渡るとまもなく姨捨駅。さっきの長野行きの列車が停車し特急の通過待ちでしばらく停車していた。
姨捨駅は日本三大車窓で有名なスイッチバックの駅である。私が小さい頃、田舎へ行くときには長野から飯田へ何度も通っていて、この景色もよく見ていたのだが、当時は当たり前の景色と思っていて感動することはなかった。また、当時は急行「天竜」に乗っていたので姨捨駅のスイッチバックには入らず通過する。なので姨捨駅にはほとんど立ち寄ることはなかった。
それから30年にもなるが、最近テレビで何回か紹介されていたのを見て、自転車で行ってみようと思ったのだ。
列車が出発し静かになったホームから善光寺平をしばらく眺めた。
姨捨駅からの下りは、地図で見つけておいた農道に入って下っていった。急斜面の畑の中や野桜の咲く横をジグザグに下り、あっという間に善光寺平に降りる。
ここからは山裾添いの道を繋いで稲荷山駅、そして次の篠ノ井駅まで走った。