木更津-中の島公園-かずさアカデミアパーク-房総スカイライン-片倉湖-亀山湖-久留里-横田-木更津駅・・・アクアライン・・・横浜駅 88km
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3年半ぶりに房総半島へ。房総半島へはこれまで4回行ったがほとんど海岸線を走っていたので、今回は内陸を目指すこととした。
アプローチは東京湾アクアラインのバス輪行にした。横浜そごうのバスターミナルから木更津行きのバスに乗る。
京急バスのページに『アクアラインバスでは、トランクへの収納・取り出しなど手荷物の取り扱いがある場合は、原則としてお客様ご自身でお願いしております。』とあったので、自分でトランクを開けてBD-1を2台入れた。
横浜からアクアライン経由で途中の袖ヶ浦BTまで35分、木更津までも50分ほどで到着した。こんなに近くて便利になっていたとは知らなかった。
夜は宿の近くの回転寿司を食べ、寝るまで明日のルートを考えた。帰りもアクアラインバスとするため木更津へ戻るルートを考え、房総スカイライン-亀山湖-久留里線の周回ルートとした。
昨晩から雨が降っていたが、朝には良い天気になった。8時前に出発。まずは宿の近くの
鳥居崎海浜公園と中の島大橋へ向かう。かつて放映されていたTBSドラマ『木更津キャッツアイ』のロケ地巡りが盛んらしく、中の島大橋もその舞台で検索するとたくさんヒットする。
中の島大橋は歩行者専用。橋の下を船が通るため高さが25mもある。スロープの繰り返しで上ると、橋の上からは東京湾、木更津市街が見渡せる。また、上空には羽田空港へ着陸していく航空機が次々と飛来する。
橋の先の中の島公園には何もなさそうなので橋の下まで降りずに引き返す。公園内では潮干狩り用品が売られていた。朝早くだが数台の車が次々とやってきていた。すぐ近くの木更津潮浜緑地公園の周回道路を走って、工場地帯を抜け、街中を東に向かう。
やがて館山自動車道と交差すると景色が一変する。ここからかずさアカデミアパーク方面へは県道23号があるが、地図で見つけていた北側の田舎道へ。自然地形に逆らわないカーブと緩やかな起伏。車はほとんど通らず、たまに散歩する人がいるだけ。田んぼや畑や菜の花畑、たまに民家や学校がある、とてもいい道だった。
矢那川ダム手前で南へ進路をとり、かずさアカデミアパークへ。いかにも最近のビジネスパーク風の作りで、広い道が山の上へ続いている。DNA研究所にはビニールハウスが並んでいて中には何があるのか興味津々である。里に下る途中の橋から見える谷は一瞬北海道にでも来たような錯覚を覚えた。
西に向かい、房総スカイライン新道を交差し、西側に平行する房総スカイライン旧道へ。暖かな日差しの中を走っていくと、五分咲きの桜並木があちこちで見える。
栗倉から房総スカイライン有料道路へ。料金所で軽車両1台30円、2台で60円を支払うと、今日は車が多いので注意してと係員のおじさんに言われた。
すぐ上りにかかるが路面は良い、動物注意(イノシシは落石を起こさせるらしい)の標識を見ながら上ると尾根上にでる。両側森だがたまに左右の展望が開けると、千葉県とは思えないような山々の景観が姿を現した。
スカイラインの最高地点は200m以下だが細かいアップダウンが連続し、途中に休憩所が一箇所ある。
スカイライン終点から県道24号へ入って南へ。片倉湖横の「道の駅ふれあいパークきみつ」で休憩し、引き返して最近できた片倉ダムを渡る。
次に下流の亀山湖のわき道の橋を渡って亀山ダムへ。観光地としては亀山湖から片倉湖へシフトしている感じだ。
亀山ダムからは久留里線の終着駅上総亀山駅にはすぐである。ちょうど列車が来ていて、鉄道ファンが何人も撮影していた。
ちょうど昼時だが、食事する場所がなく、この先も田舎道を行く予定なのでスナック菓子でちょっと腹を満たす。
高水から県道を外れ、小櫃川を渡り田舎道を行く。川を渡るときに急坂があったが、高台に上ると水田地帯に出る。カエルの合唱を聞き、途中で短いトンネルで山をくぐりながら下流へ。上総松丘で久留里街道に戻り、久留里城を見上げながら走って久留里駅前でようやく昼食にありつけた。
ここからは木更津まで一気に。東横田駅から水田の中の一直線の農道に出ると追い風に乗ってあっという間に木更津市街へ。小櫃堰公園で走りながら花見をして木更津駅に到着。
時間帯にも寄るが20~30分ごとに横浜行きのバスが出ている。帰りもあっという間に横浜に到着した。
このルートはそんなに距離はないだろうと思っていたが、走り終わったら90km弱もあった。今日走ったのは房総半島のほんの一部だが、googlemapsで今日のルートと三浦半島と一緒に見てもらうと、三浦半島一周するのと同じくらいだと言うことが分かる。
房総半島は結構でかいと体感した。