NHKにんげんドキュメント
私の母校の文化祭が、先週金曜夜のNHK総合「にんげんドキュメント 天突く龍を作れ」で放映されました。→リンク (さらに補足:最初は8月下旬放送予定だったのですが、ハンカチ王子に弾き飛ばされたそうです)
20年以上前、私はその龍製作の頭パート長を担当しました。
製作メンバーの最初の会合で、目的は前年度より大きくするという龍長の考えで、8mの角材で作る首パート(一番重要箇所なので龍長が担当)の上に、頭+首の上部を含める高さ3.5mの頭パートを作ることとしました。合わせて高さ11.5mとなります。
骨組みを設計し、模型を作り、頭は私の部活が終わった5月下旬から製作開始。部活の友人2人とともに、3人で骨格を角材で組み立て、薄いベニヤで首の丸みを作りました。人手がいる新聞張りやうろこ張りは、1年生のクラス単位の動員であっという間に終わったと記憶しています。
最終段階に来て、顔の作りには苦労しました。各地の龍の絵や写真を参考にして、大まかなイメージをたてていたのですが、なかなかイメージ通りには行かずに角度によってかっこ良さが大きく違って見えました。
あと、ちょっとした仕掛けを施すのが流行となっていたため、眼を料理用の透明のボールで作り、中に電球を付けて目を光らせるようにしました。
それともう一つ、これはごく一部にしか知られていなかったのですが、龍の角をパイプで作り、頭の内部から角を発射管としてロケット花火を打ち上げられるようにしました。しかし製作中の試し打ちは失敗。建立した後にこっそりやったときは成功しましたが(^^)
そんなお遊びをしている間にあっという間に文化祭当日となり、無事建てることが出きましたが、最後の追い込みの厳しさは毎年同じようですね。私も気がついたら1ヶ月で5kg痩せて50kgを切っていました。
TVを見て、今も変わらず作られ続けていることはうれしい限りです。気持ちは彼らと同じでした。
龍全景
龍の頭の上で作業中の私
右側が私
龍製作メンバー
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