ルート・距離
9/19 86Km
山形駅-県道22号山形天童線-千歳橋-天童-さんらんぼ東根駅-道の駅むらやま-大石田-尾花沢-県道28号線-山刀伐峠(なたぎり)-赤倉-R47-中山平温泉
9/20 60Km
中山平温泉-鳴子温泉-鳴子御殿湯駅-川渡温泉-白糸の滝-有備館駅-岩出山-東大崎駅-SL義経号-古川駅-小牛田駅
2004/9/18から9/20の3連休を利用して山形から仙台へのツーリングを計画した。
初日は山形までの移動のみ、2日目に鳴子温泉の隣の中山平温泉まで、3日目に松島まで行く予定。
【1日目】
今日は山形までの移動のみでした。
【2日目】
山形駅前のホテルから北へ向かい市街を抜ける。千歳橋を渡りすぐ左側の道へ降りると県道22号、羽州街道である。旧街道らしい神社、お寺、重厚な民家の街並みが続き、立会川橋を渡ると天童市に入る。
今日の降水確率は90%。朝のうちは何とか耐えていた空から、ぽつぽつと雨が降ってきたのでカッパを着る。奥羽本線のガードを渡って天童駅につくころには本降りとなってきた。
さくらんぼ東根駅、東根駅と駅毎に立ち寄り、東根温泉を右に見て進む。
村山駅で一休みして、R13に出て「道の駅むらやま」で板そばを食べる。
雨も上がり、R13を進み、袖崎の市街を抜けて大石田へ向かうところで、ぽつぽつと小雨があたった。黒い雲が低くたちこめ東西方向に伸びている。雲の下通り過ぎるとこれまでの南風が北風に変わり、向かい風になった。どうやら黒い雲は前線の雲だったらしい。
最上川に出て川沿いを行く。大石田駅を過ぎ、尾花沢では「おくのほそ道尾花沢そば街道六番所 そば処尾花屋」でもりそばと冷やしとりそばを食べた。
「芭蕉が10泊した尾花沢」の看板を左に入る。
丹生川を渡り、支流の赤井川に沿って山刀伐峠へ上り始める。
いくつかの集落を抜けて勾配がきつくなると公園があり、ここから旧道へ入る。
途中、奥の細道の標識があり、ハイキングコースとなっている。
いったん上りきったところに田んぼが広がっていた。
山刀伐峠は駐車場とトイレがあるが、景色はあまり望めない。ここから山を少し登ったところに芭蕉の碑などがあるようだ。
なだらかだった南側と異なり、北側は山刀伐峠の名前の由来ともなった急坂である。道路は九十九折で下り、途中山道と交差する。下り切ると山刀伐トンネル出口すぐに合流する。ここから下りで赤倉温泉を通り、明神川を渡るとR47と陸羽東線に沿って鳴子方面へ向かう。旧有路家住宅封人の家を左に見て、山形宮城県境・出羽仙台街道中山越。
少し下って中山平温泉駅前を通って下ってゆくと温泉街になる。
山刀伐峠旧道の入口
山刀伐峠尾花沢側
山刀伐峠鳴子側の急坂急ヘアピンカーブ
【3日目】
今日は古川経由で松島まで行く予定である。
中山平温泉郷から急坂を上ってR47に戻り、1Kmほど先の鳴子峡の展望台へ。展望台からは渓谷の中に鳴子橋が浮かんで見える。紅葉のときの写真は秋の東北旅行のポスターなどによく使われている。渓谷へ下る遊歩道もある。
高台のこけし記念館のある公園を通って鳴子温泉街へ。
鳴子温泉駅で連休中のみ運転しているSL「SL義経号D51」の時刻を確認する。
温泉街のなかをとおり、鳴子御殿湯駅に立ち寄った後、江合川左岸に渡る。車の少ない快適な道を川渡温泉まで行く。
川渡大橋を渡り右岸の細い道にでる。若干のアップダウンがあり白糸の滝へ。
川から少し距離が開き、田んぼが広がる中を行く。ちょうど稲刈りの時期である。
鵙目の交差点で鵙目橋を渡って国道に戻るか、このまま進むか躊躇したが、良い感じの道なのでこのまま進むこととした。GPSに表示される道はなくなったが、なぜか舗装良くなり新しく道ができたのかと思っていると
突然急坂となって、100mほど上り一山越えて隣の沢へ出てしまった。松沢である。
一部にダートもある川沿いに下り線路沿いに進むととてもしゃれた建物の有備館駅。1Kmほど先の岩出山駅を通って東大崎駅の先の田んぼでSLを撮影した。
朝の出発が遅くなったことと、予期せぬ峠越え、そしてSL撮影のため、とても松島まで走れる時間ではなくなった。当初の予定ルートを変更して、古川から小牛田駅まで走りゴールとなった。
白糸の滝
陸羽東線・義経号(蒸気機関車D51)