第97回箱根駅伝予選会が10月17日に開催されます。
今回は新型コロナ対策から、陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースによる無観客開催となります。
※各種報道からの情報により、筆者が推定した実施概要です。以下の内容は実際の大会実施方法と異なることがありますことをご了承願います。
■例年のコースは立川駐屯地をスタート、立川市街を巡って昭和記念公園をゴールとするコースでした。
■今回は、立川駐屯地内のみで行う周回コースとなります。
周回コースは立川駐屯地の滑走路をコースとする1周約2.6kmと報道されています(当方のGIS解析によると1周は2.58kmでした)。
例年ではスタートから1周半走ってから市街地へ出ていきましたが、今回はゴールまでここで走り続けます。
予選会の距離は、ハーフマラソンの距離(21.0975km)ですので、1周2.6kmで実施されるとすると8周+300mほどとなります。公認コースとすることの報道がありましたので、コーナー位置を調整してジャスト2.6kmとするのでしょうか。
スタート位置は例年通りの位置としました。ゴールは会場中央付近のコースの外側に設置されるでしょうか。
実施要項には以下の記載がありました。
3) スタートの並び順は密集・密接の状況を避け、各選手の前後左右に十分な距
離をとるために、ナンバーカード順に出場校を前後 2 列に分けて整列する。
先ず、内側からスタートラインに対して垂直に並び、続いて前列の後方に内
側からスタートラインに対して垂直に並ぶ。なお、各列に整列する大学数に
ついてはエントリー状況により調整する。
とのことから、以下の図のような並び方に変更されると思われます。ただし、これって後ろ列のタイムロスは大きいですが・・・
※10/15追記 後列の並び方を修正、半歩横へ移動しました。後列は12mのハンデを負うこととなりました。
前回大会のトップは1時間1分でした。今回のコースをシミュレーションしたところ、周回を重ねるうちに選手がコース全体に広がっていき、トップ選手がフィニッシュ時点で1時間9分30秒の選手は周回遅れとなってしまうと思われます。前回の順位で言えば300位あたり、約200人ほどが周回遅れとなる模様です。
以下の画像は、1時間00分から1時間09分までのペースをアイコンにした、走行位置のシミュレーションです。
このように、最終的には周回遅れの選手が出て、コース内すべての範囲に選手が散らばって走ることになると思われます。
シミュレーションはこちらで見ることが出来ます。【箱根駅伝予選会 周回コース】
https://gcy.jp/edn/yosen2020.html
このような実施方法なので、選手、関係者は全選手の位置情報(タイム差・距離差)を常に確認できることになります。ユニフォームの色からチームごとの分布まで把握できるかどうかは分かりませんが、選手自身が先頭との差、ライバルとの差がはっきりと分かることで、ペースの調整が行われるなど、走りへの影響も少なくないと思います。(逆に意識しすぎてしまう逆影響も心配ですが)
今回は特別な大会となりましたが、全選手の健闘を祈ります。
新たな情報がありましたら、随時修正していきます。
※今回の予選会はAI予想は行いません。