古い記事のまとめページです。
BD-1を折りたたんだ時のトラブルで多いこと。
「チェーンがチェーンリングから外れてしまう。」
「前輪が落ちてしまう。」
「フィッシュボーンが壊れてしまった。」
その対策方法を紹介しています。
久しぶりにBD-1の小細工をしました。
フロントのチェーンリングはずいぶん前からオリジナルの56Tから42Tに変更しています。
(その記事はこちら→「BD-1の上り坂仕様の話」)
その後42Tから44Tに変更して問題なく走っていますが、ただ一点、困ることは折りたたんで輪行中に、リングカバーがないのでチェーンが脱落してしまうこと。
チェーンリングが小さいので、チェーンを4コマ短くしていても折りたたみ時にチェーンがだらんとします。さらにBD-1の折りたたみの機構上、後輪が左側にシフトするのでチェーンが内側にひねられ、その結果、持ち運びのときや列車・飛行機の振動でチェーンが脱落してしまうことが良くあります。鉄道の時は50%位、飛行機だと100%落ちています。
落ちてしまっても、チェーンリングにちょいと引っ掛けて元に戻すことはできますが、できるならば落ちないようにしたいと思い、何かいい方法はないかなと、ガラクタをあさって出た解決策は、
ミノウラのライトフォルダーを使って脱落防止。
細工方法はライトフォルダーの先をノコで切欠きを付け、チェーンの内側と上側をサポートするように取り付け。これで折りたたみ時にチェーンがはずれ始める箇所を押さえて脱落防止としました。
実装1
実装2
折りたたみ時
まだ実際の輪行はしていないので、近々試験をしてみようと思います。
いつの頃かは忘れてしまったが、輪行時にBD-1の前輪の支えがはずれることが多くなってきました。
BD-1の前輪は、フロントフォークの内側に付けられたネジでタイヤを押さえて固定するようになっています。
これまではネジの位置をきつめに調整してなんとかはずれないようにしていたが、今回タイヤをシュワルベ・マラソンからシュワルベ・マラソンレーサーに替えたところ症状がさらにひどくなりました。
前輪をとめるネジ
現)折りたたみ時の組み合い状態
これはいけないと雨の日曜の午後。玄関で検証をしました。
で、発見したこと。
折りたたみの時には前輪のクイックシャフトの左側のナット部が、後輪のクイックシャフトとリア・ディレーラーの間に入り込むようになっています。前輪のクイックシャフトは折りたたみ時・展開時に下写真の矢印に移動します。
現)前輪シャフト位置関係
と、いうことは後輪のクイックシャフトのレバー位置を調整すれば前輪の脱落を防止できる。と気がついた。
さっそく位置を変更し、折りたたみ時んでフレームを持ち上げて上下に振ってみても前輪は落下しなくなった。
改)前輪シャフト位置関係
改)折りたたみ時の組合状態
解決策は、後輪のクイックシャフトのレバー位置を気をつければ良いのだが、嬉しいことにちょうどいい場所にタップが開いている。これはキャリアの取り付け用かな?左側の場合はスタンド取り付け用に使われていますが。
そこにボルトを付け、クイックシャフトのレバー位置を決める歯止めとした。
クイックシャフト位置の歯止め
-
振り返って思えば、後輪のクイックシャフトのレバー位置をフレームの角度に合わせるようにしていたのが間違いの元でした。折りたたみの様子を良く眺めていれば気がついていたのだと反省を少し。
でも、このことに気がつかなければ、改良の妄想が膨らみ、今週末にはフロントフォークのネジを使って、あれやこれやといろんな部品をくっつけていたと思うので、今はほっとしています。(^^)
(と言いつつそのネジを使って昨日の作業でライトを付けましたが、それはまた後で報告します)
3月の記事、「BD-1 輪行時のチェーン脱落防止」。その後何回か輪行を行ったところ、輪行時のチェーンの脱落はありませんでした。しかしチェーンはずれ防止のためチェーンとの隙間を小さくした影響で、ちょっとした原因でチェーンがはずれてしまったときにチェーンがはめずらくなってしまう問題点が残りました。
何が問題か、別の対策はあるかと考えてみて、そもそもの問題がチェーンリングを小さくしたためにチェーンがたるんだ事なので、たるまないようにすることが一番だと気づき、イメージした構成に合う部品を、ガラクタの中から探しました。
今回使ったのはこれ、ミノウラのスインググリップ。長いことGPSの取り付けに使ってきて、ヘッドが折れてしまったスクラップです。
これをBBの上のフレームに取り付け、先端をチェーンリングの前方に掛かるようにします。スインググリップのバーの切り欠きがちょうどいい具合にチェーンの前方に周り込みました。
折りたたみ時のチェーンの様子。
対策前はチェーンがダランとして、ちょっとした振動でチェーンリングから外れてしまいました。
対策後はチェーンリング前方でチェーンを引っ掛けて保持するため、チェーンリングの3/4周以上にチェーンが巻きつき、テンションが掛かって、はずれにくくなりました。
対策前
対策後
取付位置は折りたたみ時に後輪が入ってきますので、干渉しないよう若干斜めにします。
前回の問題点のチェーンがはずれた場合も、スインググリップなのでバーをスイングさせて、チェーンをはめた後に元に戻すことができます。
今のところ予定がないのですが、早いうちに飛行機輪行で試してみたいと思います。
BD-1輪行での移動は輪行コロで転がしているため、路面からの細かな衝撃で前輪の固定が外れて落下することがよくあります。
2年前に一度解決したのですが→「BD-1折りたたみ時の前輪脱落防止(2007/06/25)」、その後、リアディレイラーをシャドーディレイラーに交換したことで、各部の位置関係が変わってしまい、この方法が使えなくなっていました→「RD-M772 シャドーリアディレイラー(2007/11/03)」。
最近のモデルでは左右2本のボルトで固定されますが、うちのは2001年モデルなので前輪の固定ボルトも右側1本のみで外れやすく、さらに最近タイヤをシュワルベニューマラソンに変えたところ、固定ボルトの調整をしてもなかなか解決しませんでした。
この問題を解決すべく、試作1号、2号を経て、実用化したのがトップの写真です。
緑色はBD-1用のエラストマー。これを金具とボルトで、リアキャリア用のネジ穴を利用して取り付けます。
折りたたんで前輪を所定の位置に移動させると、フロントフォークがエラストマーの上に掛かります。これはシャドーディレイラー化により、折りたたみ幅が小さくなったことで可能となっています。
フロントフォークの「く」の字のくびれにエラストマーが来るように調整して取り付け終了。
これで、安心して輪行ができるようになりました。そして出番のなかったエラストマーを再利用することができて嬉しいです。
□4/19追記
ねこBDはこのようになっています。こちらはフレームと色が合っているのでいい感じだと思います。
久しぶりのBD-1ネタです。
2007年7月の、「BD-1 輪行時のチェーン脱落防止(2)」から、3年が過ぎて、その間にBD-1も2代目に代わりましたが、チェーン脱落防止対策を少し変更しました。
元はといえば、チェーンリングをノーマルから小さいもの(44T)に変更しているため、折りたたみの時にチェーンが脱落しやすくなっています。前回までに、ある程度は対策したのですが、結果的には折りたたみの時にチェーンがうまく収まらなかったり、輪行中にチェーンが外れたりと今一つでした。
そこで久しぶりに改良をしました。従来の対策としていたミノウラのスインググリップの先端から更に金具を継ぎ足し、タイオガのフロントバッグホルダーの部品を付けたものです。
これで従来よりもさらにチェーンテンションを掛けて、輪行時にチェーンが外れないようにしました。
増築に増築を重ねて見苦しくなっていますが、実用上は問題なく使えています。
この件は、チェーンリングをノーマルから小さいもの(44T)に変更しているため、折りたたみ時にチェーンが脱落しやすくなっていることからスタートし、チェーンリング全周にチェーンが巻きつくため、輪行中にチェーンが外れることはなくなりました。
しかし、チェーンがにチェーンガイドにうまく掛からないで折りたたんでしまうと、チェーンが垂れ下がってしまい、この時にチェーンがループ状になってしまうと、元に戻すのが厄介で手をずいぶん汚したものです。
そんな訳でしばし考えていたのですが、よくよく見てみると、チェーンリング側で多く巻き込んでいるので、チェーンガイドがなくてもしっかりとチェーンにテンションが掛かっていることが分かりました。
ただし、このままでは同じようにチェーンがループ状になることがあります。
そこで、取り外したチェーンガイドの代わりに外れ防止の金具を付けました。
何回か折りたたみを繰り返しましたが今のところ問題はありません。チェーンガイドにチェーンが掛かったかどうかを気にする必要がなくなることで、今後は楽になると思います。
それにしてもプーリーが汚い。明日きれいにしよう。